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3.質の良い睡眠のための、
リカバリーヨガプログラム

疲れているのになかなか寝付けない、朝起きた時にスッキリ目が覚めない、
昼間ぼーっとすることが多く仕事に集中できない、などの悩みを抱える人に向けて、
質の良い睡眠を届けるヨガプログラムの提案です。

睡眠とこころとからだの健康

日本の人口動態調査では、国民の約6割ががん、
心血管疾患等の生活習慣病で死亡すること示されています。
これらの生活習慣病は睡眠、食事、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣の乱れ
によって引き起こされることがわかっています。
例えば、日本人や欧米人を対象にした縦断研究では、
日常的に睡眠時間が短いひと、研究によっては睡眠時間の長いひとでも、
死亡リスクが高まることが示されています(1-6)。

良い睡眠をとることは、こころの健康にも重要です(7)。
不眠が抑うつなどのメンタルヘルスに影響することがわかっています(8)。
健常者を対象として意図的に睡眠時間を削らせる実験を実施したところ、
身体愁訴、不安、抑うつ、 被害妄想が発生したり、増悪したり、
感情調節力や建設的な思考力、記憶能力等のこころの健康を保つ上で
重要な認知機能の低下が生じることが示されています(9,10,11)。
また、睡眠不足は脳機能も低下させ、ストレスホルモンである
コルチゾルの分泌量を増加させることも示されています (12-14)

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適切な睡眠時間

厚労省が発表している「健康づくりのための睡眠指針2014」では、
適切な睡眠時間は人それぞれですが、それでも健康な成人にとって
6時間~8時間は一日に必要な睡眠時間だと言えそうです。
また、人間が十分に覚醒して作業を行うことができるのは
起床後12〜13時間が限界という記載があります。
朝6時に起きる人であれば、集中して仕事ができるのは18時か19時までということです。
「起床後15時間後の作業能力は、酒気帯び運転時の作業能力に匹敵する」とも言われ、
長時間勤務による疲弊は作業能力も落ち生産性の低下にもつながります。
睡眠時間が6時間未満の日が1週間以上続くと、
体調や日中の作業能率を取り戻すのに3日以上かかるといいます。

良質な睡眠の鍵

私たちのからだが正常に維持するために欠かすことができない機能のひとつに、
自律神経の働きを挙げられます。
自律神経は、24時間365日休みなく内臓を動かし、
血液や酸素を体内に巡らせ、私たちのからだが安全に機能するように働いています。
自律神経は運動・感覚神経とは違い、大脳からの意識的な命令から独立して働いていて、
無意識に呼吸をしたり、食べ物を消化したり、心臓を休みなく動かしています。
『生命維持装置』とも言えます。
自律神経の働きが乱れると、めまいや動悸、不眠など様々な不調が身体に顕われます。
安眠の第一歩は、この自律神経を整えることにあります。

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自律神経を整える最高のツール

交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを整えることは、質の良い睡眠への近道。
日々の疲労やストレスで、身体以上に脳が疲れて眠れない人が増えていると言います。
リカバリーヨガは、脳疲労を取り去り、自律神経を整え、
健やかな睡眠を手に入れるために効果的なプログラムを提供します。

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